2010/01/16

業務改善とITの活用その3 「IT更新時期を活かす」

システムベンダーから情報システムを調達した場合、最近では5年でシステムの保守期間が終了し、次のシステムへと移行せざるを得ない状況になりつつある。供給者側論理の色彩が強いが、この流れは一般化しており、企業は計画性と効率的なIT投資を要求されている。

また、情報システム刷新を決意するきっかけでは、「課題解決のため」という前向きの動機より、パソコンの老朽化など、純粋にハードウェア問題や、他がやっているからということが一番多い。

使えるものはより長く使いたいところであるが、そのため生産性や競争力が落ちている可能性がある。しかし、単にシステムを入れ替えるだけでなく、重複投資を防ぎ、社内の業務改善や課題解決を進める絶好の機会とできれば良い方向に進むことができる。

(文責:久住 久也 2010)