2008/01/16
情報創造の展開 その4 「情報創造の展開」
4情報創造の展開
1「情報創造」
コンピュータは我々に様々な情報を与え、そして正確に処理をするが、最終的な創造性は人間にしか発揮することはできない。適切な知は人間が関わっている場から生み出される。様々な情報から知を作り出す活動の「場」の設計とその創造、そして、活用していくことが情報創造につながる。
情報創造とは、情報が生成される過程を正し、その情報を活用する場を創造することである。「ICTと仕組み」の構築、業務改善できる人材育成がこれを支える。
情報創造のステップ
- 1人の成長を図る
- 2互いの関係を創る
- 3情報システムから適切に活動情報の提供を受ける
- 4業務改善により仕組みを整備し、連続的な改善を行なう
- 5創造された情報検討の場で検討し、適切に意思決定を行う
これらのプロセスにより、情報を効率的効果的に循環させ、その情報の持つ価値を十分に活用するためには、ソフトウェアの導入に終わらず、課題を解決し、価値ある情報の生成と活用のできる「創造のシステム」にしなければならない。
「創造のシステム」をどこにどう展開するかは、各社各様である。1業務単位、部署単位、複数部署連携、全社、どの単位でもこのプロセスを適用することができる。これらによって自立し、生成された情報はネットワークにより他の組織へと繋がっていくことができる。
(文責:久住 久也 2008)