社長からのメッセージ
新型コロナウィルス感染症(COVID-19、以下コロナ)によって、全世界の人々が生命の危機に瀕しています。そして経済活動も停滞し、コロナ禍において様々な変化が起こっています。
しかし、コロナがなくても、今世紀に入って、政治・経済、自然災害の世界的激甚化、ITを中心とした猛烈な勢いで進む技術革新など、現在の経済システムでは対応が不可能な問題ばかり起こってきています。我々はその変化に気づきながらも、大きな転換をしていくことができなかった。そこにコロナが来たのです。
まるで黒船のように。
コロナ後の社会では、売上・利益や自分たちの利便性ばかり求めてきた我々の生活の仕方、働き方、家族とのあり方など、従来と異なる価値観への転換が求められてきています。
コロナをどう凌ぐのかではなく、コロナによって加速された5年後、10年後の社会を深く洞察して、そこを見据えた変化への対応こそが求められています。
コロナ危機を乗り越え、新たな社会に適応していくためには、まずはそれに耐えられる企業文化・風土づくりをしていかなければなりません。具体的には、自立性企業(企業性格60点以上、企業行動力40点以上)以上の企業で、社員が企業の価値観を理解し、自立的に判断して、行動することができる企業でなければならないと考えています。
そして、生産者中心の資本主義経済から生活者中心の生活者経済への転換をしていかなければならないと提唱し、その取り組みを重ねてきました。
「企業経営の原点は、働く人の幸せづくりから」との考えで、働く一人一人の生きがい、働きがいの創造に73年にわたり取り組んできました。
私たちは経営理念である「会計の本義を体得し、人類経済秩序とその向上のために誠実に努力することを大本とする」のもと、取引先・地域社会・自然環境などの利害関係集団と共生共益を実現するマネジメントコンサルティングを目指しています。