2017/11/01

若手コンサルタントの一日(国内出張編)

 

1.概要

当社のクライアントは全国に拡がっており、出張する機会も少なくありません。今回は、クライアントの工場診断で青森県に出張した一日を紹介します。

 

2.クライアントの工場診断

当日は、新規訪問先の製造業B社にて社長からのヒアリング、工場メンバーとの顔合わせ、工場内の視察と予備調査です。B社では、農作物を自社で栽培、加工工場にて加工し、通販等でも積極的に販売を行っています。今後、更なる量産体制を構築していくために生産性を向上させながらどのように進めていくべきかが経営課題になっていました。

今回は工場の予備調査を実施し、生産性向上に向けて検討すべき課題について様々な角度から分析し、クライアントと検討を行いました。

 

分かりやすい改善の一例として、加工工場で個々のスタッフが行っていたパック詰め作業について流れ作業化を進めた例を紹介します。それぞれが商品のパック詰めを行っていた作業について、役割分担や負荷のバランスを検討して流れ作業化に取り組みました。これにより15%程度の効率化につながっています。単純に流れ作業にすれば効率化出来るという訳ではないので、どのように生産ラインを見直すか、役割分担をどうするか、改善の受け手になる方をどう育てていくかなどコンサルタントとしての見立てが極めて重要です。

B社では、更に、生産設備のレイアウト見直しや量産化に向けた投資の検討、HACCPへの対応などについても検討を進めています。

図 流れ作業化のイメージ

 

■訪問後の風景

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新幹線の乗車駅で見かけた八幡駒(やはたうま)です。八幡駒の由来は、櫛引八幡宮(八戸市)の例大祭の際に開かれた馬市で、売られていく愛馬の無事を祈って木馬を買って帰ったのが始まりとされているそうです。こういった地域の文化に触れられる点も出張の良い所ではないでしょうか。

 

3.おわりに

コンサルタントの仕事は、出張等で体力が必要であったり、その場で課題に対して改善の方向性を示したりと、プレッシャーのかかる職業である一方、クライアントを通じて、地域を良くしていくことにも携われるやりがいのある仕事です。

 

以上