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最新トラック物流

米国発の金融危機が世界経済に大きな影を落とし、わが国経済も大きな影響を受けています。特にトラック運送業界の中でも70%以上を占める経営規模が20輌以下の業者が赤字経営を続けており、原油価格の高騰はこのような業界に内在する問題を健在化させ、当面の課題だけでなく外部環境変化の本質を見極め、長期的な経営目標を持つことが求められています。

本書はこのような課題に対しドライバーの成長を促し、本業を深めて荷主信用を創造し、さらにはこのようなたくましい会社が創造性を高め力を合わせて共生していく企業群ネットワークを通じ新たな事業の開発を推し進めていく企業経営の実践的ガイドです。

ぜひ、ご活用下さい。


内容

■第1章 今トラック運送業界に何が起こっているのか

1.金融危機・燃料価格の高騰がもたらしたもの

2.トラック運送業六万二千社の大半は小規模企業

(1)トラック運送業界の概況

(2)十三兆円の営業収入をもたらす輸送貨物の多様性

(3)新規参入が減少している

(4)雇小規模事業者が80%を占める業界

(5)規模による収益格差

(6)地域による生産性格差

3.危機的状況にある業界の経営力

(1)低迷しつづける生産性

(2)規模別の経営状況

4.たくましい会社にむけて

(1)どんな会社が生き抜き発展するか

(2)環境を開拓する創造的企業

5.企業群経営の展開 小さくてもたくましい会社が力を合わせる

(1)一社で生き残るか共生するか

(2)企業群による創造活動

(3)物流システムの開発、編成と企業群経営

第2章 失敗を活かす会社が生き残る

1.会社の衰退は内部から始まる 事故防止は安全経営の土づくり

(1)事故や定着率の状況から会社の衰退レベルが分かる

(2)根本問題は何かを掘り下げる

(3)事実がすべて明らかにされているか

(4)対症療法では改められない

(5)業種、会社の常識を変える

(6)改善が徹底できるか

2.失敗を活かす経営−失敗から経営改善が始まる

(1)経営者が変わり、行動する

(2)いのちを大切にする

(3)ものに感謝する

(4)家族を大事にする

(5)安全に対する理念・方針をもつ

3.現場力を担うドライバー

(1)ドライバーに理解してもらう

(2)管理者(経営者の片腕を育てる)が改善に立ちあがる

(3)班長(リーダー)のはたらき

4.安全・ローコスト、荷主信用のもとはひとつ

(1)現場で何が話されるようになったのか

(2)現場改善で何が変わったか(どんな成果が得られるか)

(3)荷主との間で何が変わったのか

5.経営体質改善の進め方

(1)事故を改善のチャンスと捉える(真因は経営の質にある)

(2)経営者が変わり行動する(考え方と行動改善)

(3)ドライバーに理解してもらう(場と文化をつくるもと)

(4)管理者が改善に立ち上がる(社長の代わりになって)

(5)班長が中心となった改善(小集団活動の展開)

(6)経営体質が改善され事故率などが低減する

第3章 物を活かす現場づくり〜安全・コスト管理の最前線〜

1.物を活かせない現場、物を活かす現場

(1)業界の経常利益は赤字スレスレ

(2)燃費改善を積み上げて10,000千円以上の効果

2.現場組織づくりのポイント

(1)物を活かす現場づくりの三つのポイント

(2)組織の規模による管理の進め方

3.現場組織づくりの進め方

(1)達成目標に経営者の意思を込める

(2)チーム運営(班組織)は、まず集まること、そして会話の量が決め手

(3)現場で起きていることをキャッチし、判断し、伝える

(4)避けてきた問題に必ず直面する

4.真に物を活かす現場を目指して

(1)優良ドライバーのベンチマーク

(2)問題ドライバーの個別指導の実際と行動変革

(3)物を活かす現場に変わった効果

5.現場組織づくりの手順

(1)管理者と現場とのコミュニケーション

(2)目指すべき現場の姿と目標をすり合わせ

(3)班編成の核となる班長の基準行動

(4)同時並行で職務能力向上(ドライバーの五大業務の基本徹底)

(5)現場情報の流れの改善

(6)家庭と職場の成長目標の設定と実践(個別指導)

(7)班会議と班長会の実施(班員指導のフォロー)

第4章 人が育つ経営

1.ドライバーの人間像に迫る

(1)事故多発者の特性と生活管理との関係

(2)ドライバーの成長モデル

2.人の質的構成で経営体質が決まる

(1)ドライバーの成長の段階と企業性格

(2)企業性格診断と企業行動力診断による経営体質区分

3.人を育てる経営者の決断

(1)事故増加の原因は人材にあった

(2)根本的対応策に取り組む経営者の決断

4.人材育成の具体的展開

(1)新人教育

(2)定期的教育

(3)班長・職長の役割と育成

(4)管理者の役割

(5)自己の行動革新を支援する場の活用(創造経営教室)

(6)現場に現れた改善効果(現場はどう変わったのか)

5.人材育成システム体系

第5章 計数を活かす経営〜トラック運送業の原価計算〜

1.ドンブリ勘定からの脱皮、将来に活かす

(1)羅針盤がなくて経営できるか

(2)燃料サーチャージ制の前提

(3)経営の共通言語〜会計のはたらき

(4)求められる原価計算制度〜運送業経営の原点〜

2.運送業の原価計算

3.原単位管理が運行に活かされているか

(1)運送業の基本的な原単位

(2)原単位データの把握〜変動費管理が基本

(3)車輌別原単位から仕事の採算性を考える

4.原価計算により採算管理を行う

(1)車輌別原価計算のしくみ

(2)荷主別、仕事別の運行効率の改善

5.計数を活かす経営に向けて

(1)ドンブリ勘定からの脱皮、原価計算がその基礎

(2)原価計算を活かして、計数管理をレベルアップ

(3)最初の一歩は月次決算

(4)原単位でドライバーと会話する

(5)車輌別・荷主別・仕事別損益が分かるドライバーへ

第6章 lTを活かす経営

1.何故ITの活用が必要か

(1)中小企業のIT化の状況

(2)トラック運送業のITの状況

2.トラック運送業におけるITの利用

(1)トラック運送業におけるIT化の必要性

(2)IT活用の段階

3.ITを有効活用している企業の実際

(1)IT化の前提

(2)IT化の目的の明確化

(3)導入の手順

(4)前提となっている教育とミーティング

4.中核人材と現業管理者の育成

(1)中核人材の確保と育成−CIOの役割

(2)ITを活かす管理者の役割

(3)現場リーダ(班長)の役割

(4)ドライバーの意識がマッチして情報は生きてくる

5.企業群としての情報活用

(1)生き抜く会社づくり−まず各社の自立

(2)経営資源の共有化で効率を上げる

(3)相乗効果が生まれる企業群経営

第7章 企業群経営の展開

1.トラック運送業界の経営力充実の鍵−企業群編成

(1)量から質への転換−個から共生へ

(2)他社との連携、共同化の現状と活性化

(3)経営者としての創造性の向上から始まる

(4)企業群経営システムの特徴と発展

2.事業協同組合活動の革新

3.企業群ネットワークの実際

(1)人脈作りと経営者ネットワーク

(2)企業群ネットワークの実際

(3)明確な目的をもって企業群をつくる

(4)企業群編成のポイント


一般社団法人日本創造経営協会
発行所 同友館
本体価格 1890円(税込)
発行日 2008年12月10日
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