トラック物流
21世紀に向けてトラック物流と運送業経営のあり方を探り、創造的革新的企業への体質改善の方策と業界の構造改善の指針を示すものである。
ご好評をいただいておりますこの書籍、最新情報を盛り込み、第5版の出版となりました。この機会にぜひご覧下さい。
■序章 トラック物流企業への挑戦
― 運びやでいるか物流企業へ脱皮するか
序章では、トラック運送業をめぐる流通環境の変化と、現在の事業者の経営実態をふまえ、物流革新に対応できるトラック運送事業のあり方と業界組織(組合)について述べている。
1:トラック物流をめぐる環境
2:トラック産業の経営実態
3:トラック物流企業への進展
4:トラック運送事業の経営革新
■第1章 事業分野の選択と事業開発
― 成長市場をどうつかみ、どう事業化するか
第1章では、事業分野の選択と事業開発について、成長する市場分野はどこか、それに対する事業戦略を事例とともに説明している。
1:輸送市場の動向と成長分野を探る
2:事業戦略の構築
3:事業開発のすすめ方
■第2章 情報化と輸送システムの革新をこうすすめる
― 情報を生かすものが物流を制す
第2章では、情報化を中心とする輸送技術の開発について述べた。今後進展する情報化、ネットワーク化に対して、自社の情報化の進め方、手順を説明している。
1: 輸送システムの高度化に情報の活用は不可欠
2:自社の情報化をどう進めるか
3:共同輸送には高度な情報システムが不可欠
4:物流業務の開発と情報システム
■第3章 効率経営のすすめ方
― 計数を生かし、利益の源泉をつかむ
第3章は、効率経営の進め方である。簡単にできる決算書の自己診断と改善の着眼点、計数を生かした経営管理、とくに車輌別原価・原単位の把握と活用法を述べている。
1:生き抜くための企業行動力
2:計数を生かした経営改善
3:儲かる経営の前提 ― 輸送コストのつかみ方
4:車輌別損益表の作成と活用
■第4章 人材育成のあり方
― ドライバーが握る事業の成否
第4章では、トラック運送業経営の中心である人材の育成を取り上げた。「経営のハンドルを握るのはドライバー」であり、その育成と活用法、管理者のリーダーシップ、さらに職場改善活動(HQM)の進め方を説明している。
1:ドライバーの役割と人材育成
2:管理者のリーダーシップ力開発のすすめ方
3:トラック運送業でのHQM活動の取り組み
■第5章 経営の自己診断
― 体質改善に向けて“早期発見、早期治療”
第5章は、経営の自己診断のため、経営者、戦略、管理などにつきチェックリストを用意した。第3章の計数診断と併用することにより、自社の長所と改善点を発見することができる。自社単独では解決できない課題は、業界組織を通じて取り組むことが必要である。業界の組織化と構造改善施策、その活用法を説明している。
1:チェックリストの体系
2:中小企業の組織化と構造改善
編者 |
日本創造経営協会 |
発行所 |
株式会社同友館 |
本体価格 |
1,748円(税別 |
発行日 |
2000年6月30日 |
判型 |
四六版 |
頁数 |
263ページ |
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