生命の会計学
日本創造経営協会では、この度これまでの50有余年の研究と実践を踏まえた「生命の会計学」を完成し、9月22日に発刊致します。
会計には、集団に秩序と統制を与える働きがあります。日本創造経営協会では、この「生命の会計学」により、大自然に根ざして、家庭・職場・地域・社会・国家に秩序と統制をもたらす活動を展開してまいります。
以下、各章の内容をご紹介します。
■第1章 伝統・環境に根ざした将来を創造する3代経営 −国際化への対応−
金融ビッグバンとは、国際金融資本による日本の金融システムの崩壊作戦である。追いつめられた金融機関の株は買い占められ、日本人の持つ1200兆円の個人資産までねらわれている。その中心は、覇権国家の情報と財政をコントロールしてきた「ユダヤ資本」である。
これに対応するためには、@歴史の変化法則を知ること、A企業生命力診断・指導・教育に基づき、家系の悲喜転換を行うこと、B時代の変化に対応できるベンチャー人材を育成すること、である。
日本人はこれまで、世界中の文化の吸収力は抜群だったが、島国根性で利己的な民族との評価もある。21世紀のリサイクル社会において、環境技術をもって世界に恩返しする日本的ベンチャーとは、祖徳を顕彰、ムスバヌ罪を悲喜転換し3代75年経営を実現する経営者である。
■第2章 仮想現実(VR バーチャル リアリティ)の弊害を克服する正しい生き方、働き方
−真実世界(RW リアルワード)のネットワーク化−
IT革命は金融はもちろん、社会システムの変革を促します。具体的にはデリバティブ、電子マネーと国際会計基準を中心とする人類経済社会の変革です。
今後の経済秩序を確立するために、正しい生き方、働き方に沿った生命を中心としたRW(リアルワード:真実世界)情報のネットワーク化が必要となり、これに応えるのは「生命の会計学」です。
■第3章 3代家族で実現する五徳生活 −介護保険地獄の克服−
少子高齢化社会における介護保険制度は2050年には3人で1人の高齢者介護が予測されており、介護制度は財政的に破綻をきたすであろう。また、経済的に成り立ったとしても家族の愛情のない介護は地獄である。
戦後、家督制度を基本とした家族制度の廃止、人権尊重・自由と平等を基本とした個化する(個体生命観)社会では、介護保険地獄は救われない。
また、バーチャル(仮想現実)情報化は生命を物質化し、生命の本質を見失わせ、次世代を担う若者をダメにしている。
「生命の会計学」は根源生命観に立脚した生命の本質を明らかにし、生命の循環再生産(家系)体系による霊性開発と3世代の夫婦による3代75年永続する家の生命力開発法を明らかにしている。
■第4章 IT革命・ベンチャー企業時代:50人集団化、創造と連帯のネットワーク
IT革命への対応とベンチャー企業の育成が今の産業界にとって最大の課題である。今は米国型の経済経営システムが国際標準として日本にも広まっているが、経済体制は国の文化や歴史の上に成り立つ。日本には日本的なベンチャーがあるはずである。
世界に発信できる日本的ベンチャーとは、日本人の生命観(ムスビの思想、自然循環と共生の思想)に根ざした創造的な企業である。それには、経営者とそれを補完する幹部(経営基本担当者)が、自らの家系分析とその浄化に取り組むことを通して、創造力を高め、商品・技術生命の開発を研究開発型の企業へと転換し、それが3代継承され永続する企業へと発展する。
日本創造経営協会では、そのような企業群を育成するため、創造と連帯のネットワーク(SDNET−300)を組織し、SD−T・U・Vを開発して、日本的ベンチャーの育成にあたっている。
■第5章 五徳実現を目指す生命の会計学
編者 |
日本創造経営協会 |
発行所 |
日本創造経営協会 |
本体価格 |
1,000円(税込) |
発行日 |
2000年9月22日 |
判型 |
B5版 |
頁数 |
107ページ |
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